長男(小2)が計算スピードアップのための対策の一つとして取り入れたのが、山本塾の計算ドリルです。山本塾の計算ドリルを始めてから3週間が経過したのでその成果を記録しています。
前の週までの記録はこちら↓
山本塾の計算ドリルとは
山本塾の計算ドリルの特徴を簡単におさらいします。
- 四則演算それぞれに細かいレベル設定がある(足し算なら11段階)
- 必要十分な暗算レベルを設定している(足し算なら3けた+3けた)
- 各レベルに明確な目標タイムが設定されている(○タイム達成で次のレベルを開始、最終的には◎タイムが目標)
山本塾の計算ドリルの詳しいやり方を知りたい方は、下記リンク先をご覧ください。
山本塾計算ドリルの3週目の記録
長男(小2)が山本塾の計算ドリルを使って学習した3週目の記録をまとめました。タイムは全てその日の最高タイムです。
足し算(Lv1) | 足し算(Lv2) | 引き算(Lv1) | 引き算(Lv2) | かけ算(Lv1) | |
---|---|---|---|---|---|
○タイム | 50秒 | 1分30秒 | 50秒 | 1分30秒 | 1分 |
◎タイム | 35秒 | 1分 | 30秒 | 1分 | 40秒 |
1週目 | 45秒 | 1分46秒 | 54秒 | 1分12秒 | |
2週目 | 41秒 | 1分22秒 | 44秒 | 1分37秒 | 50秒 |
15日目 | 40秒 | 1分47秒 | 55秒 | ||
16日目 | 38秒 | 1分25秒 | 52秒 | ||
18日目 | 1分21秒 | 43秒 | |||
19日目 | 37秒 | 1分16秒 | |||
20日目 | 38秒 | 1分13秒 | 53秒 | ||
21日目 | 43秒 | 1分17秒 | 58秒 |
※17日目はおやすみしました。
1週間の振り返り
引き算レベル2の○タイムを初めてクリアしました。また、足し算レベル1とレベル2、引き算レベル1で過去最高タイムを出せました。一方で、かけ算レベル1は2週目に出した記録を更新することが出来ませんでした。
かけ算レベル1で九九の暗唱の弊害が出てきた
かけ算レベル1の記録がなかなか伸びません。かけ算レベル1は一桁のかけ算、いわゆる九九です。長男はどうやら、計算一つ一つについて九九を頭の中で暗唱しているために時間がかかってしまっているようです。例えば、「3×9」という問題があった時に、「さんくにじゅうしち」と頭の中で唱えて、それを27に変換しています。
九九の覚え始めは九九の暗唱は必須だと思います。九九を覚えないという考え方の人もいるようですが、それは効率的とは言えないと思います。理想は、「3×9」をみた時に「27」が答えとして即座に出てくることですが、このためにはやはり九九を覚える必要があり、最初は暗唱による練習が効率的だと思います。
ただし、九九の暗唱をずっと続けてしまうと3つの弊害があると考えています。
1つ目は、最も直接的ですが、1桁のかけ算の計算のスピードが上がらないことです。おそらく、◎タイムをクリアするには、全部とは言わなくとも、ほとんどについて九九の暗唱をせずに答えがパッと出てくるようにする必要があると思います。
2つ目は、わり算の答えのあたりをつける時に、九九の暗唱は邪魔になります。例えば、27÷3という計算をする時、答えの側から逆算します。例えば、答えの27の側から「3×9」を取り出す必要があります。九九の暗唱においては27を「にじゅうなな」と認識しているので、これが難しいのです。
3つ目は、桁が増えた時のかけ算の暗算に邪魔になります。例えば、「23×9」という計算は、「20×9」と「3×9」に分解して計算します。20×9=180を先に計算して頭の中に180を置いておくのですが、1のくらいの計算を「さんくにじゅうしち」と考えて27に変換していると、180を忘れてしまうのです。
この辺りの訓練として、かけ算に並行してわり算の計算練習もスタートしようと思います。わり算は九九の答えからかけ算を逆算するので、九九の答えを数字として捉えないとスピードが出ません。わり算をの計算練習をやらせてみて、少し様子を見ようと思います。
限界タイムの◎にこだわると結構大変
今週は、長男が足し算レベル1で◎タイムを取りたいということを言い出したので、足し算レベル1を多めに取り組みました。しかし、37秒が最速で2秒届きませんでした。あとちょっとが届かないのが、とても悔しいようです。
長男には、まだ速く書くという計算とは別のスキルが少し足りないのかもしれないと思いました。もしかすると、低学年の子だと同じような悩みを抱えているかもしれません。例えば、下記のあたりが気になりました。
- 1列目の計算から2列目の計算に移る時に、1秒以上のタイムロスをしている
- 「8」や「9」など、特定の数字を書く時に少し時間がかかっている
- 紙を抑えている手を移動する時に、紙が動いてしまってタイムロスをしている
足し算レベル1の計算自体は十分速くなっているように思います。左半分の問題は、◎タイムの半分以下でクリア出来ていることは多いです。そのため、無理に残りの数秒伸ばすのに時間を使うのではなく、上のレベルの○タイムをクリアしていって、後で戻ってくる方が良いのかなという気もしています。
とはいえ、長男本人が足し算レベル1の◎にこだわっているので、やらせてあげたい気もしています。長男のやる気を削がないように気をつけつつ、上のレベルの○タイムも少しずつ増やせればと考えています。
次週の記録はこちら↓