長男のサピックスの新学年(新4年生)が始まって1ヶ月が経過しました。まだ授業は3週目ですが、基礎力トレーニングは1ヶ月分やり切ったので、記録を残しておこうと思います。
基礎力トレーニングの取り組み方
基礎力トレーニングは、1日10問の算数の計算・基礎問題です。1ヶ月に1冊サピックスで配布され、1日1ページずつ取り組みます。基礎力トレーニングは3年生の途中入塾時から日々取り組んでいます。少しずつ方針を微調整してきていて、現時点では下記方針で取り組んでいます。
- 1日1ページずつ取り組む
- スピードよりも正確性を重視する(全問検算する)
- できるだけ暗算で解き、筆算が必要なものは丁寧に筆算を書く
- 複数処理がある問題は途中経過をメモする(複数段階の計算、異なる単位の計算、等)
- 重視はしないがタイムは計る(集中力をあげるため)
- 誤答があった場合、翌日の同じ番号の問題をすぐに解いてみる(テキストに書き込まない)
複数処理がある問題で途中経過をメモするという習慣はとても大事です。暗算を重視していると、途中経過が頭の中にしかないということが起こりますが、途中経過が間違っていたり、記憶が改変されたりして誤答につながります。また、途中経過がメモされていないと検算が十分に出来ません。途中経過をメモするようにして、長男は正答率がグッとあがりました。
新4年生2月の基礎力トレーニング
基礎トレの内容
新4年生の2月の10問の内訳は下記の通りでした。
- 四則演算 = 4問(たし算、ひき算、かけ算、わり算それぞれ1問ずつ)
- かけ算とわり算の一行文章題 = 2問
- 大きな数(漢数字から数字への変換) = 1問
- 単位の変換とたしひき算(時間と長さ) = 2問
- 平面図形の個数の数えあげ = 1問
3年生の1月までの内容に比べると易化したように思います。
正答率
2月は28日間あり、全部で280問でした。この内、長男の正答数は276問で誤答は4問(正答率98.6%)。時間の計算で1問、平面図形の数えあげで3問の誤答がありました。
十分な正答率だと思いますが、平面図形の個数の数えあげの問題で対象の図形が変わるタイミングに誤答が集中していました。長男いわく、問題で何を答えれば良いかわからないものがあったとのこと。例えば、「たてが1cm、横が2cmの長方形」の個数を聞かれた時に、長方形を回転したものを個数に入れて良いかわからなかったようです。確かに、これまで図形を数える問題は、回転や裏返して重なるものは同じ図形扱いしているものが多かったように思います。徐々に慣れてきたようだったので様子を見つつ、継続して取り組みました。
かかった時間
タイムは重視していないものの、参考のために記録を残しておきます。基礎力トレーニングは日を経るごとに難易度が上がるようになっており、2月は4段階に分かれていました。
日付 | タイム(中央値) |
---|---|
1日~7日 | 1分43秒 |
8日~14日 | 2分52秒 |
15日~21日 | 1分43秒 |
22日~28日 | 4分41秒 |
2月22日からは四則演算の桁数が増えて、難易度が明らかに1段上がりました。かけ算は3桁×2桁の計算です。長男は計算の工夫が思い浮かばないものは筆算で対応していました。
筆算をすると、①問題を写す、②答えを写すという2つのステップが増え、検算・確認ポイントも増えるので時間がかかります。暗算力を鍛えたり、計算の工夫を有効活用しつつ、筆算を極力減らす努力は必要だと思います。一方で、筆算が避けられない計算はどうしても出てくるので、潔く筆算で計算する判断をできることも大事だと思います。
これまでの学習の成果(暗算力、数の性質の理解)
長男は山本塾の計算ドリルに2年生から3年生にかけて取り組み、暗算力をつけてきました。3桁のたし算と引き算や2桁×1桁のかけ算は筆算なしでパッと計算できる水準にあります。
また、たぶお式プリントに取り組んだことで、数の性質に関する理解が深まっているように感じます。3桁×2桁の計算でも、素因数分解や10進法の利用(2と5の組み合わせ等)を使って筆算なしで計算できるものがあります。
これまで養ってきた基礎的暗算力や数の性質の理解を基礎力トレーニングで実践することで、自由に使える道具として使いこなせるようになって来ているように思います。基礎力トレーニングはシンプルな教材ですが、日々取り組むことで地力が上がっていくことを感じます。
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