【サピックス3年生】国語の読解

長男がサピックスで各教科の授業を受けて来ました。その中で、長男にとって課題となるであろう国語の読解について記録を残しておこうと思います。

サピックス3年生 国語読解の課題文と問題

課題文は、季巳明代さんの『ウドちゃんとチョロくん』(ぼくたちの勇気―心といのちを守る5つの童話、国土社所収)からです。課題文はB5サイズ、10ページ分の分量です。登場人物は小学校4年生で、読者と同世代の子供達の心の機微と成長を描いた物語文でした。

授業で扱った問題は読解の記述問題2問だったようです。いずれも気持ちの変化を問う問題で、棒線部の記述自体が気持ちやその変化を表す表現になっています。1つは「ホッと胸をなで下ろした」という部分の気持ちを問う問題、もう1つは「ありがとう、といいたい気持ちになっていた」という部分の気持ちの理由を問う問題です。前段は、「心配→安心」という気持ちの変化、後段は「感謝」です。

サピックス3年生の国語の教材は、下記のような点でとても優れているように感じました。長男には、こういう文章をじっくり時間をかけて読んで欲しいなと思いました。

  • 課題文が秀逸(読みやすい文章に、登場人物の心情の機微や成長がしっかり描かれている)
  • 問題がよく練られていて、問題を解く上での考え方の整理もできる構成になっている
  • 「まりちゃんとごうくんの帰り道」という課題文に対するサピックスキャラクターの会話文があり、内容がなかなか深い
  • テキスト巻末に気持ちを表す言葉のリストがグループ化して掲載されている

国語読解の学習方針(サピックス×国語塾技100)

新4年生のカリキュラムが始まる2月まで、サピックスで使った課題文を中心に学習していく予定です。課題文の数が2週間で1つだと少ないかもしれないですが、ひとまずそれでやってみる方針です。まずは、テキスト巻末の気持ちを表す言葉のリストは全て使いこなせるようになって欲しいなと考えています。例えば、「ごめんねグループ」に「うしろめたい」という心情語が掲載されています。「うしろめたい」という言葉は、気持ちの葛藤をたった1語で表現出来る言葉です。こういった心情語を、早い段階で使いこなせるようになれたらかっこいいと思います。

また、副教材として、井上秀和先生の「国語 塾技100」(文英堂)という市販の参考書を使用する予定です。この参考書は、文章の読み方と記述問題等の書き方に関する基本がとてもよくまとまっていると思います。

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